「屋根の塗装ができない」と言われたら要確認!スレート屋根の違いとは?世代ごとの特徴についてご紹介!

株式会社宝和塗装

屋根塗装を検討する際、業者から[[strong;「この屋根は塗装に向いていません」]]と言われて驚いた経験はありませんか?

実は、屋根材には「世代」があり、特定の時期に製造された屋根材は塗装メンテナンスに向かないことが業界では広く知られています。
お住まいの屋根が「塗装できるのか」「そろそろ葺き替えが必要なのか」を判断するうえで、この「世代」の知識は非常に重要です。

[[medium;🏠そもそも「スレート屋根」とは?]]
一般家庭の屋根に多く用いられているのは「化粧スレート」で、これは主にセメントを原料として製造された人工のスレートです。

[[strong;【スレート屋根の主な特徴】]]
・瓦の約半分の軽さで地震に強い
・材料費・施工費が安く、コストパフォーマンスが良い
・防火性が高く、カラーバリエーションも豊富で洋風住宅にも合う
[[green;一方で、割れやすく踏むと割れることもあり、10〜15年ごとの再塗装が必要です。]]
吸水性があるため、苔やカビが発生しやすく、紫外線や風雨によって塗装が劣化しやすい点にも注意が必要です。


[[medium;3つに分かれるスレート屋根の「世代」]]
この世代の違いが、屋根材の耐久性や塗装の可否に直結します。

[[strong;【第1世代】〜2001年頃:アスベスト含有スレート]]
この時代の屋根材は、セメントにアスベスト(石綿)を混ぜて作られていました。
アスベストの繊維が屋根材を強力に補強していたため、割れにくく耐久性が非常に高かったのが特徴です。
しかし、健康被害の問題からアスベストの使用が禁止となり、メーカーは一斉に「アスベストを使わない屋根材」へと切り替えることになりました。

[[strong;⚠️【第2世代】2002年頃〜2008年頃:初期ノンアスベスト]]
この時期に登場したのが、アスベストを一切含まない「[[strong;ノンアスベスト屋根材]]」です。
しかし、当時はアスベストの代わりとなる強力な補強材が確立されておらず、耐久性に問題を抱えた製品が多く市場に出回りました。
[[red;表面がミルフィーユのようにペラペラと剥がれる層間剥離]]や、[[red;ひび割れ]]、吸水による劣化などが多く見られ、[[red;塗装してもすぐに剥がれてしまう]]ケースが全国で発生しました。
代表的な製品: [[strong;パミール]](ニチハ製)、[[strong;コロニアルNEO]](クボタ製)などが有名です。

[[strong;【第3世代】2008年以降:改良ノンアスベスト(現行製品)]]
メーカーが研究を重ね、補強繊維や配合を改良したことで、耐久性が向上しました。現在流通しているスレート屋根材です。


[[medium;知識不足による誤った塗装を防ぐ]]
このように、屋根材のメンテナンスには専門的な知識が不可欠です。
残念ながら、塗装が不可能な屋根に対して(パミールやコロニアルNEOなど)塗装を勧めてしまう業者が存在するのも事実です。
せっかく高額な費用をかけて塗装したのに、数年で塗膜が剥がれてしまい長持ちしない、ということになりかねません。
ご自宅の屋根がどの世代にあたるのか、どのようなメンテナンスが最適か、少しでも不安やお困りのことがあれば、いつでもご相談ください!

次回の記事では、問題となる「第2世代の屋根」が見つかった場合、塗装代わる具体的メンテナンス方法について紹介します。
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